ルイ ビトン 財布
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iPhone5/5s 手帳型 ケース カバー / スワロフスキー  【ホームボタン・お手入れシート付き】【AZEAL】
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null 久遠ってだれだっけ?  久遠? 久遠……。久遠……。ああ、そうだ。彼女は交通事故で意識不明の重体だった。かわいそうに。あんなかわいい娘なのに。彼女が交通事故にあったって聞いたときは、みんな絶句した。そのあとで大騒ぎになったんだっけ。……なんですぐに思いだせないんだろう。 「いいよ」  おれも立ちあがったけど、守はまだ座りこんでいる。 「どうしたのよ」 「なんか気がすすまねえなあ。急に思いついてお見舞いってのも、なんだかなあと思うぜ」 「いいじゃない。きっと久遠も喜ぶよ」 「絶対安静だろ」 「お見舞いぐらいできるでしょ」 「おれ、あの病院の臭いって嫌いなんだよね」 「あっそう。じゃあ、神名くんと行くから」  朝比奈はそういって、おれの腕に腕をからませてきた。ち、ちょっとまてよ。 「あんたはそこで根が生えたみたいに、ずーっと座ってれば?」 「わあったよ。行くよ。行きゃあいいんだろ」  守は、うざってえなあという顔で立ちあがった。  久遠の入院先は、渋谷からバスで一本の世田谷公園のすぐそばにある。  守じゃないけど、病院の臭いは好きになれない。消毒薬の匂いと薬の匂い。それにまじって、なにか別の匂いがある。死の臭い、病の臭いとでもいったらいいのかな、そんな感じのやつが。そして、久遠の病室にはもっとちがう匂いがした。